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酔いが回ったら推理どき 酩探偵天沢理香のリカー・ミステリー

酔いが回ったら推理どき 酩探偵天沢理香のリカー・ミステリー

ことのは文庫

ことのは文庫

あらすじ

社会人3年目の進藤久登(しんどう・ひさと)には、
お酒を熱愛する年上の幼なじみがいる。

東京で働く会社員の天沢理香(あまさわ・りか)は、
お酒を飲めば飲むほど推理が冴える特技を活かして、
幼なじみ兼助手の久登とともに、SNSで謎解きを募集している。
ただし依頼の条件が2つ。

ひとつは「お酒がかかわる事件であること」
もうひとつは「その謎に関係するお酒が飲める店で会うこと」

つきあいたての恋人同士は、ハイボールですれ違う。
自宅飲み会で不可解な行動をする同僚の本音とは……。
ビールが巻き起こす国際交流の危機!?

ふたりのもとには
今夜もお酒が関係する悩み事とドラマが舞い込んでくる――。
お酒の知識と楽しさをちりばめた、一杯飲みたくなる推理劇。

PV

キャラクター

  • 天沢あまさわ理香りか

    東京で働く会社員。27歳。
    埼玉県出身で久登とは幼なじみ、お酒をこよなく愛する酒豪。
    お酒と肴について非常に博識なことと、酔えば酔うほど推理が冴える特技を活かし、謎解きをしている。
    カラッとして屈託がないアネゴ肌の女性。久登からは、二人きりのときは「リーちゃん」と呼ばれている。

  • 進藤しんどう久登ひさと

    東京で働く会社員。24歳。
    理香の幼なじみ兼助手で、SNSにて謎解きの募集をする窓口担当。
    理香へ淡い恋心を抱いているが、今のところ彼女の反応は「弟が懐いているみたい」止まり。
    お酒はそこそこ飲める。趣味は映画鑑賞。理香からは、二人きりのときは「キューくん」と呼ばれている。

  • 瀬戸内せとうち杏介きょうすけ

    理香と久登が行きつけの、飯田橋にあるバー「In The Torch(イン・ザ・トーチ)」の若き店主。25歳。
    久登の友人で、東京の大学時代に出会い仲良くなった。
    開店2年目ながら仕事に一直線、快活で気さくな性格と得意の創作料理がお客にも評判。久登の恋路を気にかけている。

理香はお酒を飲みながら、お酒や肴の薀蓄を楽しむのが大好きな女性。
日頃は普通の会社員だけど「酔えば酔うほど推理が冴える」特技を活かし、趣味もかねて一風変わった探偵をしている。

助手の久登を窓口にSNSのアカウント名「リカーミステリ・オフィス」を通じて謎解きを集めているのだ。
相談料は無料。
報酬は「とびっきりの肴」になるお酒がかかわる事件であることと、謎に関係する美味しいお酒が飲めること!

酩探偵・天沢理香は、酔いが回って推理スイッチがはいると
トレードマークのポニーテールをほどいて変身するとかしないとか。
今宵もまた、ふたりのもとにはお酒がかかわる悩み事が舞い込んでくる――。

書き下ろしSS

理香と久登いきつけのバー「In the Torch」で小さな謎が発生。
推理にのりだしたのは酩探偵・天沢理香ではなく……?

「ポスターでビールのアピール ~瀬戸内杏介の謎解き~ 」

書き下ろしSSはこちら

レビュー

  • 生ビールください。って言いたくなりました。空腹で読むのは厳禁です。
    美味しい料理と様々なお酒に、ノックダウンです。
    日常の何気ない、だけど解けそうにない謎を華麗に解決。
    いい酔いが回ってきました。

    書店関係者

  • お酒に関する薀蓄が深く料理もどれも美味しそう。
    何より理香さんが「人を幸せにするお酒」を目指して探偵を始めたということで、
    謎解きのあとにはこちらまで幸せになれるような温かいお話でした。

    レビュアー

  • 色々な種類のお酒と美味しそうなお料理の数々にお腹が鳴りました。
    店内の雰囲気もすごく伝わってまるで一緒にお店にいるような感覚。
    理香さんがお喋り感覚でお酒やお料理のことを教えてくれて、珍しいお酒やお料理もたくさんあって、
    目をギラギラ輝かせながら読みました。
    理香さんと久登くんの淡い恋模様もお酒の肴になりますね!
    私はお酒がたくさん飲める方ではないですが彼女と飲めたらとっても楽しいだろうなぁ。

    書店関係者

  • 楽酔ミステリー。様々な種類のお酒が登場し、色、香り、味を楽しめます。
    さらに合わせて出てくる肴まで目の前に出されるかのよう。
    そしてビールの苦みのような過去への想い、日本酒の清々しさへのような友への想い、
    ハイボールの喉ごしのような謎解きの刺激、
    カクテルの甘さのような淡い恋模様とさまざまな楽しめ方ができます。

    書店関係者

  • リーちゃんと飲んでみたい! リーちゃんのお酒のうんちくを聞きながら、
    おいしいお酒と、それにぴったりなおつまみを一緒に味わいたいですね。
    作中に出てくるバーなどがとてもリアルでした。
    個人的にはビール党なので、クラフトビールの話はとても面白かったです!

    書店関係者

  • お酒にまつわる謎解きが専門の女性探偵。
    普段は明るく綺麗なお姉さんなのに、酔いが回ると人格が変わったように、
    自分の推理に没頭して、小さなヒントから謎を解き、依頼人の悩みを解決する。
    ヒントになるお酒の蘊蓄や、美味しそうなつまみも楽しめ、
    相棒役の年下幼馴染の恋心も応援したくなり、あっという間に読了。 映像化してほしい。

    レビュアー

  • これはまさに、新しい分野を切り開く新進ミステリーでした。
    まず、お酒関連のうんちくが素晴らしいです。
    そして、探偵役の女性のキャラクターが秀逸で、これって、漫画にしてほしいって思いました。
    細かい描写がしつこくなく、そして、そこに確かな救いがあって、とてもいい物語が誕生したと感じました。

    レビュアー

レビュー

六畳のえるが愛するお店より~

作中の美味しいシーンとお酒薀蓄の源泉はここから!?
自他ともに認めるお酒好きで唎酒師(ききさけし)の資格も持つ著者いきつけの、
美味しいお酒&肴のお店から届いた応援コメントをご紹介!(順不同)

  • 坂下良酒倉庫(東京)★押手浩之さま

    賞&刊行おめでとうございます。
    益々のご活躍をお祈り申し上げ、一生ついていきます!
    (また日本酒飲みに来てください!)

  • この度はおめでとうございます!
    また取材も兼ねてお酒飲みに来てください!笑

  • いつもご来店ありがとうございます。
    また良いお酒を入れておくのでぜひ飲みにいらしてください。
    この度はおめでとうございます!

  • 引き出しが多くいつも私達スタッフが楽しませて頂いております。
    お酒の知識も深く、ワインもブラインドテイスティングで品種を分析しながら楽しむ、プロの楽しみ方をされている六畳さん。
    刊行、とても楽しみにしています。
    今度いらした時は「推理」でワインの葡萄の品種を当てて見てください(笑)

  • 平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
    赤坂ビストロアジルマネージャーの小松です。
    この度は、ことのは文庫×エブリスタ「ライト文芸賞」大賞を受賞されたとの由、心よりお祝い申し上げます。
    関係者並びにご家族の皆様もさぞ、お慶びのこととお祝い申し上げます。
    長年の努力が実を結び、認められたということは、私達にとりましても大きな喜びです。
    タイトルを見るだけでワクワクする内容であり、お酒に関わるものとして楽しみにしております。
    今後はますますご多忙になることと存じますが、くれぐれもご自愛のうえ、ご活躍されますことを心より祈念いたします。

  • のえる先生に数年程御来店いただいております飲食店の者です。
    お酒を嗜む趣味を[小説]という形に変えて表現している事に、只々ビックリしております!
    先生のお酒が入った時の味わいの表現力や観察力は、主人公の天沢理香氏の活躍をそのまま連想してしまうかも?
    これからも是非、小説と趣味の探究心を突き詰めていく事に、陰ながら応援させていただけたらと思います。

  • この度は、ことのは文庫のライト文芸賞、大賞受賞おめでとうございます。
    突然のご報告でびっくりしましたが、発売が楽しみです。
    本当におめでとうございます。

  • のえるさん、こんにちは!
    この度はおめでとうございます!
    いつも、来てくださってありがとうございます。
    また美味しい日本酒をご用意しているので、お気軽にお越しください。

表紙

酔いが回ったら推理どき
酩探偵天沢理香のリカー・ミステリー

  • 著:六畳のえる
  • イラスト:倉秦
  • 発売日:2022年6月20日
  • 価格:770円(本体700円+税10%)

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