地方都市の雑居ビルで働く、なんの共通点もない大人たち。
とりとめもなくオトナ気もない、
彼らの集まるビルの名は
「きぼう」である。
ここは、地方都市の裏路地にある3階建て雑居ビル『第三きぼうビル』。
1階には居酒屋、
2階はフロアが二つに分かれていて、片方がベンチャー企業の事務所。もう片方が美容室。
3階には探偵事務所がそれぞれ入っている。
もともとは「きぼうビル」「第二きぼうビル」が存在したが、先の二棟は取り壊され、現在残っているのはこの第三だけである。当然ながらエレベーターはない。ボロいビルである。
自称探偵のオーナー、
気まぐれな居酒屋の大将、
毒舌美容師の姐御、
ベンチャー企業のパリピ社長、
ダウナー系大学生のバイト。
ここで働くなんとも頼りない大人たち(計5名)が、
ささやかで強烈な日常を繰り広げていくハートフル(?)な連作短編集。



















