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あらすじ

海辺の町・かつぶし町の
ちいさな交番にいる、
おまわりさんの小槇くんと、
「しゃべる猫」のおもちさんのもとに
ある日、2通の手紙が届く。
小槇くん宛の手紙を届けてくれたのは、郵便配達のお兄さん。
そして、おもちさん宛のそれを
届けてくれたのは……一羽の鳩!?

「お手紙のやりとりをするのは、なにも人間だけではないのですにゃ」

言葉があってもなくても、
伝えたい想いはきっと届く。
人気爆発! 癒しの「あやかし」物語、ついに第3弾登場‼

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かつぶし町のちいさな交番に
住まうしゃべる猫・おもちさん
新人おまわりさんの小槇くんは、
今日も大切なこの海辺の町を
見守っている。

ちょっと焼いた
お餅のような模様のついた、
おやつが大好きな「もちもちボディ」がチャームポイントのおもちさんだが、
ある日、小槇くんは「おもちさんにそっくりの、もう一匹のしゃべる猫」に
出逢って……!?

……間に合わなかった言葉や、
なくしてしまった大切なもの。

そういった「誰もが胸の内に抱えている小さな傷」を、
この町に住む彼らは、
きっと優しく癒してくれる。

大人気「あやかし」物語、
待望の第2弾です‼


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海辺の下町商店街・かつぶし町の
交番に赴任した、
おまわりさんの
小槇悠介(こまき・ゆうすけ)
この交番にはずっと昔から、
人の言葉を話す謎の猫・おもちさんが住み着いている。

「相手の声を聞こうとする気持ちさえあれば、案外なんとかなるものですにゃ」

町の人々から愛されるおもちさんは、
触ると願いが叶うとか、おやつをあげるといいことがあるとか、
いろいろな言い伝えがあるらしい。
でもそれが本当かどうかは
誰も知らない。

そんな彼らの周りには、
優しい町の人々だけでなく、
さまざまなあやかしたちの
姿もあって――。
百鬼夜行に巻き込まれたり、河童に恩返しされたり、突然の神隠しもあり!?
人と人ならざるモノのあわいで起こる、ふしぎで優しい物語。

PV

キャラクター

小槇悠介

小槇 こまき 悠介 ゆうすけ

かつぶし交番に勤務する警察官。素直で明るく、お人よし。
交番に住む謎の猫「おもちさん」のことを、
「人から可愛がられて、その可愛がってくれる人のことも幸せにしている」存在だということから、
「招き猫」みたいだなと考えている。

おもちさん

おもちさん

かつぶし交番に昔から住みついている「人の言葉を話す、ふしぎな猫」。
短いしっぽにうすい茶の模様、ころころ太ったボディ。金色の瞳。
その姿が「焼いたおもち」に見えることから、「おもちさん」と呼ばれている。
町の人たちみんながくれる、おいしいおやつが大好き。

書き下ろしSS

小槇くんの先輩で、
しっかり者の柴崎さん。
実は人付き合いが苦手で、本人曰く「猫しか友達がいない」のだとか。

そんな彼女が、お休みの日に
会っていた相手とは――!?

書き下ろしショートストーリー
『猫心は複雑ですにゃ』

「ほっこり」なひと時を
お楽しみください。

読む

イラスト

今回「海辺の町」である
「かつぶし町」のある日の風景を、
見事なタッチで
描き出してくださったのは、
大人気イラストレーターの
ショウイチ先生。

パトロールの最中らしき、小槇くんとおもちさんの背後に広がる景色を
よくよく見ると、
物語の舞台となる「商店街」の
アーケードが!

書籍では隠れてしまっている
背景も含めて、
素敵な全景を、
心ゆくまでお楽しみください。

カバーイラスト

レビュー

  • 第3弾、心待ちにしていました!
    おまわりさんの小槇くんと、「しゃべる猫」のおもちさんは 町に起こったファンタジックな事件、お騒がせな事件も平和的に解決へと導いてくれます。
    何気ない交番内でのやりとりも温かで、パトロール中は町のみんなから愛されていて、そんなコンビがいたら本当にいいな〜と思います。
    おもちさん、食べ過ぎに気をつけて末永く活躍してくださいね。「かつぶし町」永住希望者より

    図書館関係者

  • ワガママボディのしゃべる猫「おもちさん」と、真面目おまわりさん小槇くんが、長閑な町で起こるちょっとした不思議を解決する、ハートフルファンタジー第3弾。
    金銭や容姿の問題など少し重い話から、ひたすら和む日常のひとコマまで、彩り豊かな11話が今回もテンポよく紡がれていて、とても心地好く読める作品。
    デフォルトで不思議と共存してる町ならではの「町民の怪異への順応性の高さ」にくすりと笑うと同時に、多様性が求められているリアルな今を考えさせられた。
    「郵便屋さんと伝書鳩」が、前作に続きおまわりさん小槇くんのルーツを匂わせていて、そこの謎にまた惹かれた。
    「常に猫背、背伸びはしない」 怠惰なもちもち癒しボディから時々放たれる核心を突いた言葉に、疲れた心が溶かされる癒しの一冊。

    書店関係者

  • 幸せを呼ぶ招き猫みたいなしゃべることができる猫、おもちさんと交番勤務の小槇くんとあやかしたちの温かく和やかな日常。
    読んでいると、かつぶし町にいるような、のんびりとゆったり時間が過ぎていきます。
    そんなかつぶし町の今回は秋から冬。手紙がモチーフになっていて、小槇くんの大切な存在からお返事が返ってくるのが嬉しくなりました。うどんちゃんのところは笑いました。「トリ」の日は、あ、〇〇ちゃんがやってきた!と少し身構えてみたり。あわてんぼうのおじいちゃん、ほんわかしますね。
    おもちさんと小槇くんがお散歩しているように見えるかつぶし町は、今日も平和です。
    幸せとはこういう愛しい日常のことかもしれませんね。

    書店関係者

  • 海辺にあるかつぶし町のおまわりさん小槇くんとしゃべる猫のおもちさんの不思議で温かい物語、待望の第三巻!!
    今回も心の奥底にある温かい感情をノックしてくれるようなエピソードがいっぱいでした。
    どれも普段の生活では意識をしないような、それでいてみんなの心にあるような優しさを思い出させてくれます。
    みんなが持っているものだからこそ、どこか懐かしみを感じるものでもあり、ひとつひとつのエピソードがジンと心に染み渡ってきます。
    いつもより少し自分がやさしくなろうと思える作品です。

    レビュアー


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  • 読んでいる最中も読み終えてからも、猫のおもちさんを撫でてみたいと思い、
    仕事中も頭の中でおもちさんのまん丸とした後ろ姿を思い出しては癒されています。
    おまわりさんののんびりホンワカした感じと、おもちさんの存在がこの交番を優しく包んでくれていて、 こんな街に住んでみたい!と思う人が続出することでしょう。

    図書館関係者

  • 忙しい日々を過ごす全ての人たちへ贈りたい、優しくて癒されるほんわかミステリー。
    時が止まったように穏やかな気持ちになりました。
    日常の謎を解いていくおまわりさんと、しゃべる猫ちゃんが絶妙なバランス。
    そして、猫ちゃんの言葉には深みがあって、悩み多き私たち読者の人生のヒントになるかもしれません。

    レビュアー

  • 幸せは、たくさんの人に分けた方がもっと幸せ――まさに、このお話のことみたいです。
    今回も温かな交流と少し不思議な出来事と……ちょっとだけ不穏な気配もありましたが――
    読み終わって、とても幸せな気分で、独り占めはもったいないなぁ……と思いました。
    小槙くんとおもちさんが、自分の日常……例えば、通勤途中にいるような感じを
    たくさんのひとと共有できたら嬉しいなぁ…と思います。
    この気持ち、もしかするとかつぶし町でおもちさんをとりまくみんなが、 感じている気持ちにも近いのでは?……などと思ってみたりも。
    今回も幸せをありがとうございました。
    たくさんのひとにこの幸せが届きますよう願っております。

    レビュアー

  • ニャンだか、楽しく読みました!
    ニャンコがしゃべる、太っている、おやつ大好きと私好みの設定で、
    しかも町の若い駐在さんとともに、周りの人達の難事件?を解決していく。
    かわいいですね!
    絵本を読んでいるような、そんな気持ちになりました。
    不思議なことは起こるけれど、イヤな気持ちやわるいことは起こらないで、 ニャンコがそれとなあく事件の謎を解いていく。
    ミステリは好きだけれど、ドロドロしているものではなくて、 日常のかわいい謎解きが好きな方におススメです。
    しゃべるニャンコのほんわかミステリ。
    読んでいて、つい微笑んでいる自分がいます。

    レビュアー


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  • のどかな町の交番に異動してきた小槇くん。
    そこにいた猫のおもちさんは、きまぐれに見えるけれど、 実は彼を見守り、先輩やバディとして傍にいてくれる。
    素直で優しく一生懸命な小槇くんと、優しい町の人達とあやかしと。
    大人だけでなく親子で読むのもおすすめ。
    とっても優しくてホッとする物語です。

    レビュアー

  • かつぶし町のおまわりさんと、交番の喋る猫おもちさんの物語。
    まるまる太って愛らしいおもちさんの様子はとても微笑ましく、頬がゆるみっぱなしです。
    おやつを食べたいだけ食べ、散歩はしないと言ったそばからパトロールについてくる。
    気まぐれなおもちさんの魅力と、振り回されながらもおもちさん大好き!なおまわりさんから目が離せません。
    もちろん町の人にも大人気。おもちさんを中心に、町がひとつにまとまっているように思えます。
    普段交流がなくても、何かのときには人間も人間以外のものも助け合う。
    そんな当たり前の暮らしがここにはあります。
    時にはいたずらを仕掛けられることもありますが、それがいたずらと分かるのもおもちさんのおかげです。
    (おもちさん、スーパーすぎるんですけど、いったい何者??)
    読み終えて、古くから人間とともにある様々な存在に思いを馳せました。
    たまには神社へお参りしようと思います。

    レビュアー

  • 読み始めてすぐに出てくる「かつぶし町」の名前……
    可愛くてなんだかほっこりした気分にさせてくれてから物語に入らせてくれました。
    猫が話している事など不思議な日々の連続のはずなのに、
    町の住人のように私も何故か違和感なく読んでいました。
    怖い感じは全くない作品なので、お子さんと一緒に読んでほしい1冊だと思います。
    不思議な猫「おもちさん」のキャラが大好きです。
    助けてくれないのかと思いきや、実は影から支えてくれて一番に相手のことを思いやってくれる存在……
    自分も「おもちさん」のように相手を支えられたらいいなと思いました。

    レビュアー

  • なんとかするですにゃん。
    しゃべる猫・おもちさんと準新米おまわりさん・小槇くんがおりなす温かく優しい、そして少し不思議な日々。
    おもちさんのふくよかなお腹とおせっかい成分多めの町の住人の温かさのおかげで、
    少し不思議な存在はほんの微かな寂しさを漂わせるだけでまったく怖い感じはなく、ただただ優しく温かい。
    日々の生活でどうしても少し溢れてくる哀しみや寂しさを包み込んでくれるようです。
    また「喋る」おもちさんを普通に受け入れている「かつぶし町」の居心地の良さは、 知らず知らずのうちに笑みがこぼれてきます。
    ふくよかな毛並みの中に顔をうずめている気持ちにさせる物語。

    書店関係者

おまわりさんと招き猫 やさしい手紙と雪の町

表紙
  • 著:植原翠
  • 装画:ショウイチ
  • 発売日:2023年11月20日
  • 価格:781円(本体710円+税10%)

おまわりさんと招き猫 おもちとおこげと丸い月

表紙
  • 著:植原翠
  • 装画:ショウイチ
  • 発売日:2022年12月20日
  • 価格:792円(本体720円+税10%)

おまわりさんと招き猫 あやかしの町のふしぎな日常

表紙
  • 著:植原翠
  • 装画:ショウイチ
  • 発売日:2021年10月20日
  • 価格:759円(本体690円+税10%)

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