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おまわりさんと招き猫

おまわりさんと招き猫

ことのは文庫

おまわりさんと招き猫

ことのは文庫

あらすじ

海辺の下町商店街・かつぶし町の交番に赴任した、
おまわりさんの小槇悠介(こまき・ゆうすけ)
この交番にはずっと昔から、人の言葉を話す謎の猫・おもちさんが住み着いている。

「相手の声を聞こうとする気持ちさえあれば、案外なんとかなるものですにゃ」

町の人々から愛されるおもちさんは、
触ると願いが叶うとか、おやつをあげるといいことがあるとか、
いろいろな言い伝えがあるらしい。
でもそれが本当かどうかは誰も知らない。

そんな彼らの周りには、優しい町の人々だけでなく、
さまざまなあやかしたちの姿もあって――。
百鬼夜行に巻き込まれたり、河童に恩返しされたり、突然の神隠しもあり!?
人と人ならざるモノのあわいで起こる、ふしぎで優しい物語。

PV

キャラクター

小槇悠介

小槇こまき悠介ゆうすけ

かつぶし交番に赴任してきたばかりの新人警察官。25歳。
素直で明るく、お人よし。
交番に住む謎の猫「おもちさん」のことを、
「人から可愛がられて、その可愛がってくれる人のことも幸せにしている」存在だということから、
「招き猫」みたいだなと考えている。

おもちさん

おもちさん

かつぶし交番に昔から住みついている「人の言葉を話す、ふしぎな猫」。
短いしっぽにうすい茶の模様、ころころ太ったボディ。金色の瞳。
その姿が「焼いたおもち」に見えることから、「おもちさん」と呼ばれている。
町の人たちみんながくれる、おいしいおやつが大好き。

書き下ろしSS

小槇くんの先輩で、しっかり者の柴崎さん。
実は人付き合いが苦手で、本人曰く「猫しか友達がいない」のだとか。

そんな彼女が、お休みの日に会っていた相手とは――!?

書き下ろしショートストーリー
『猫心は複雑ですにゃ』

「ほっこり」なひと時をお楽しみください。

読む

イラスト

今回「海辺の町」である「かつぶし町」のある日の風景を、
見事なタッチで描き出してくださったのは、
大人気イラストレーターのショウイチ先生。

パトロールの最中らしき、小槇くんとおもちさんの背後に広がる景色をよくよく見ると、
物語の舞台となる「商店街」のアーケードが!

書籍では隠れてしまっている背景も含めて、
素敵な全景を、心ゆくまでお楽しみください。

カバーイラスト

レビュー

  • のどかな町の交番に異動してきた小槇くん。
    そこにいた猫のおもちさんは、きまぐれに見えるけれど、
    実は彼を見守り、先輩やバディとして傍にいてくれる。
    素直で優しく一生懸命な小槇くんと、優しい町の人達とあやかしと。
    大人だけでなく親子で読むのもおすすめ。
    とっても優しくてホッとする物語です。

    レビュアー

  • かつぶし町のおまわりさんと、交番の喋る猫おもちさんの物語。
    まるまる太って愛らしいおもちさんの様子はとても微笑ましく、頬がゆるみっぱなしです。
    おやつを食べたいだけ食べ、散歩はしないと言ったそばからパトロールについてくる。
    気まぐれなおもちさんの魅力と、振り回されながらもおもちさん大好き!なおまわりさんから目が離せません。
    もちろん町の人にも大人気。おもちさんを中心に、町がひとつにまとまっているように思えます。
    普段交流がなくても、何かのときには人間も人間以外のものも助け合う。
    そんな当たり前の暮らしがここにはあります。
    時にはいたずらを仕掛けられることもありますが、それがいたずらと分かるのもおもちさんのおかげです。
    (おもちさん、スーパーすぎるんですけど、いったい何者??)
    読み終えて、古くから人間とともにある様々な存在に思いを馳せました。
    たまには神社へお参りしようと思います。

    レビュアー

  • 読み始めてすぐに出てくる「かつぶし町」の名前……
    可愛くてなんだかほっこりした気分にさせてくれてから物語に入らせてくれました。
    猫が話している事など不思議な日々の連続のはずなのに、
    町の住人のように私も何故か違和感なく読んでいました。
    怖い感じは全くない作品なので、お子さんと一緒に読んでほしい1冊だと思います。
    不思議な猫「おもちさん」のキャラが大好きです。
    助けてくれないのかと思いきや、実は影から支えてくれて一番に相手のことを思いやってくれる存在……
    自分も「おもちさん」のように相手を支えられたらいいなと思いました。

    レビュアー

  • なんとかするですにゃん。
    しゃべる猫・おもちさんと準新米おまわりさん・小槇くんがおりなす温かく優しい、そして少し不思議な日々。
    おもちさんのふくよかなお腹とおせっかい成分多めの町の住人の温かさのおかげで、
    少し不思議な存在はほんの微かな寂しさを漂わせるだけでまったく怖い感じはなく、ただただ優しく温かい。
    日々の生活でどうしても少し溢れてくる哀しみや寂しさを包み込んでくれるようです。
    また「喋る」おもちさんを普通に受け入れている「かつぶし町」の居心地の良さは、
    知らず知らずのうちに笑みがこぼれてきます。
    ふくよかな毛並みの中に顔をうずめている気持ちにさせる物語。

    書店関係者

表紙

おまわりさんと招き猫
あやかしの町のふしぎな日常

  • 著:植原 翠
  • イラスト:ショウイチ
  • 発売日:2021年10月20日
  • 価格:759円(本体690円+税10%)

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