日本を代表する古都の外れにある、小さな町「波岸町」。
その町で、日々怪異を解決している小百合は本物の除霊師である。
だた一つ違うのは、彼女が食べて除霊すること。
独特の方法で除霊する小百合は、ある寂しさを抱えながら
相棒犬・ケンタとともに彷徨う魂を導いていた。
そんな日々を過ごす小百合の元へ、同業の除霊師からある依頼がもたらされる。
簡単に見えたその除霊は、あることをきっかけに大きな事件へと発展するが――!?
その町で、日々怪異を解決している小百合は本物の除霊師である。
だた一つ違うのは、彼女が食べて除霊すること。
独特の方法で除霊する小百合は、ある寂しさを抱えながら
相棒犬・ケンタとともに彷徨う魂を導いていた。
そんな日々を過ごす小百合の元へ、同業の除霊師からある依頼がもたらされる。
簡単に見えたその除霊は、あることをきっかけに大きな事件へと発展するが――!?
みお先生コメント
幽霊の『心に残る未練や想い』を食事というものから引き出し、
一緒に食べてあげることで除霊する、そんな不思議な術を使う除霊師の小百合が主人公のお話です。
彼女の相棒は、なぜか小百合とだけ会話の交わせる除霊犬、ケンタ。
オッドアイがチャーミングだけど、ツンデレで過保護気味なカッコつけ犬と呑気な小百合。
この二人の掛け合いも楽しんでいただけると嬉しいです。
怖い幽霊はあまり出てこないので、ホラー苦手な方にもぜひ。
波岸町について
かつては多くの商店が連なる商店街があり、買い物客で賑わった町でした。
しかし今はシャッター店舗が増え、古いお店がポツポツ残る郊外の寂れた町。
ただ他の町と異なるのは、幽霊や怪異が多いこと。
さらに古くはここに古都があったという伝説もあり……という架空の町がお話の舞台です。
蝉の声が大きく響き、古い民家から野球中継の音が聞こえる、そんな町を想像していただければ。
ここに掲載した地図は友人のもしおさんに描いてもらいました。
彼女には『極彩色の食卓』シリーズでも律子さんのアトリエや音楽喫茶の外装や見取図を描いてもらっていますが、いつも私の思いつくままに話したイメージを具現化してくれる有り難い存在です。
この町もいくつかのラフをやり取りさせてもらって完成しました。
もしおさん、いつもありがとう!