マイクロマガジン社

STORY

死んだ後、最後に一日だけ現世に戻り、
会いたい人に会える時間が与えられる不思議な場所、
『さよならの向う側』

会えるのは自分が死んだことを知らない人だけ、
という困難なルールのある中、
新しい案内人が導く最後の再会とは!?

舞台は90年代。
2022年9月にTVドラマ化された
絶対号泣小説の最新作。

MOVIE

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EPISODE

  • 第一話

    心筋梗塞で亡くなった戸田は、結婚式を間近に控えた一人娘の恵理との約束を果たすために現世に戻る。
    戸田一
    会社員、サザンオールスターズが好き。
  • 第二話

    電車の事故で亡くなった市川は、昔とはだいぶ変わってしまった中学時代の同級生の聡に会いに行く。
    市川哲也
    不動産業の会社員。ゲーム好き。
  • 第三話

    元喫茶店の店主の文子は、常連だった修三に会いに行こうとするが、その後に思いがけない出会いが待っていて……。
    桜野文子
    喫茶店オレンジの店主。コーヒーはサイフォン派。
  • 第四話

    婚約者の実家への挨拶をしにいくその日、
    紗奈に待ち受けていたのは特別な出来事の連続で……。
    藤間紗奈
    事務職。八年前、元恋人の和人を亡くしている。
  • 第五話

    ラストは、
    ぜひ本書にて──。

COMMENT

清水晴木先生コメント

『さよならの向う側』は、
自分自身が千葉出身作家として書いた、 千葉が舞台の特別な物語です。
発売後即重版となって、第5回未来屋小説大賞でも4位に入り、
その後は初めての地上波ドラマ化を果たすほどのヒット作になってくれました。
そしてこの作品のおかげで、今も小説家を続けることができています。
この作品を読んでくれた読者さんや、どんな時もずっと応援してくれていた
地元千葉の書店さんには感謝の言葉しかありません。
本当にありがとうございます。
そしてまだ読んだことのない方は、
紛れもなく自分自身の最高傑作のこの物語を、
ぜひこの機会に手に取ってみてください。

さよならの向う側を、これからもよろしくお願いします!

REVIEW

  • 生きていれば様々な人と縁があるのに、人生との別れが突然やってきてしまったとしたら、どんな人生を送ってきた人でも何かしら心残りがあるはず。もう何も思い残すことはない! と思った人でも「さよならの向う側」を訪れてしまったら、きっと最後にもう一度、思い出や大切な人に会いたくなってしまうはず。ちょっと難しいルールのせいでもどかしさを感じても、案内人さんの機転のおかげで、かえって本当に会いたい人へ想いが強く伝わり、そして相手の気持ちも救われていく。亡くなってしまった人も生きている人も救われる最高の最後の再会。このシリーズを読むといつも少しさみしくなるけれど、同時に心がとてもあたたかくなります。

    レビュアー

  • 死後に与えられた、現世に戻れる24時間。限りある最期の時間を、今を生きる大切な人を想い捧げる。90年代を舞台に帰ってきた、心揺さぶる人の繋がりを描いた人気作品の新シリーズ。時代と案内人は変わるが、設定は変わらず。時間の他は一つしかない制約だが、これが相変わらず難しい。会いたいけど会う事が出来ない相手へ、自分たちだけの特別な言葉を届ける。そのアイデアに時代が色濃く出ていて面白かった。不器用な時代に不器用な心がリンクしている感じも、今からすると新鮮。この世代の人たちにはまた違った見え方がするのかと思うと、ちょっと羨ましくもある。


    教育関係者

  • 少し前の90年代……ああ、そうだった。こんなものがあった。あの時代の空気につつまれながら、出てくる人たちの人生を見せてもらった。大変なことばかりで泣きたい日も少なくないけれど、人生って悪いことばかりじゃないんだな……と思わせてくれるお話だった。

    教育関係者

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