紀田 咲織 Saori Kida
高校二年生。《ヴァイオレット・アイ》で親友を失い、
病や親友の思いを知るために左目にカラーコンタクトを
付け詐病するようになる。
詐病のせいで学校では孤立していたが、
ある日啓二と出会い、考え方や見えている世界が変わっていく。
鷲宮 啓二 Keiji Washimiya
高校二年生。咲織と同じクラスで、あまり授業に出ず自由奔放に学校生活を過ごしている。
誰にも流されず、自分の意志をしっかり持つ青年。
ある日、咲織が道で困っているところを助け、
お互いを知るようになる。
『NetGalley』に寄せられたレビューの一部をご紹介。
誰かのために強がって、誰かの為に嘘をつく。
本当の想いが溢れた時、受け止めてくれる誰かがそばに居る事の心強さを知りました。
自分の中にある一番大事にしたいものや本当に欲しいものを考えるのは案外難しいけれど、時には口に出すことも大切なのだと教えられました。
二人の未来を諦めない“指切りげんまん”とても愛おしく涙が止まりませんでした。
目の前の道がどんなに暗く先の見えない道のりでも、決して生きることを諦めないでと、背中を押してもらえる作品です。
書店関係者
高校生たちの「嘘と真」が語られながら物語は進む。
その若さゆえの真っ直ぐすぎる行動力が眩しい。
今の高校生たちにぜひ読んでほしい。そして賢く周囲の大人たちを利用し、出来ないことは甘えていいと感じてほしい。
嘘で繋がった友達が、辛いことを乗り越えることで真の思いで繋がり、優しい気持ちになれるお話でした。
レビュアー
後悔や冷めた感情に支配された登場人物たち……。
それぞれの思惑が少しずつ繋がっていく巧みな展開から目が離せない。
彼らは置き忘れた大切なものを取り戻せるのか。最後まで見届けて欲しい!
レビュアー
10代の頃なんて、なかなか本心を明かせないもの。
だけど、人の気持ちを考えたり、寄り添ったり、大切だと伝えることでお互いが強くなれることをこの物語は教えてくれる気がします。
書店関係者