ことのは文庫
神様のお膳 毎日食べたい江戸ごはん おかわ 神様のお膳 毎日食べたい江戸ごはん おかわ
神様のお膳 毎日食べたい江戸ごはん 神様のお膳 毎日食べたい江戸ごはん

story

神様お膳 毎日食べたい江戸ご飯 おかわり

神様お膳 毎日食べたい江戸ご飯

story

神様お膳 毎日食べたい江戸ご飯おかわり

いつの時代もめぐりあうのは、運命だから――。

現世(うつしよ)と幽世(かくりよ)の狭間に存在する、
不思議な旅館『たまゆら屋』の若女将候補だった璃子(りこ)は、
ただいま現世の系列ホテルにてホテリエとして修業中。
そんなある日、璃子の「元契約結婚相手」で
旅館のオーナーでもある日本橋の神様・伊吹(いぶき)から
「『たまゆら屋』が大変なことになっている」と告げられて――!?

おいしい「江戸ごはん」が、不器用な夫婦の絆を優しくつなぐ。
前世から続く契約夫婦の初恋物語、待望の第二弾!

試し読みはこちら

神様お膳 毎日食べたい江戸ご飯おかわり

  • ストーリーはこちら

    派遣切りに遭い、貧乏まっしぐらな楠木璃子は、
    強引な神様・伊吹に見初められ、
    現世と幽世のはざまにある「東京・日本橋」に
    ひっそりと佇む不思議な旅館『たまゆら屋』の若女将候補に。

    逃亡した板前に代わり、いきなりまかない飯を作ることになった璃子は、
    江戸料理を現代風にアレンジした「まかない江戸ごはん」で、
    神様やあやかしたちの心を癒していくのだが――。

    人ならざるモノと「ごはん」で心を触れ合わせ、成長する
    ちょっと人生につまずいた女子の、リスタート&初恋物語。

キャラクター紹介

楠木璃子

楠木くすのき璃子りこ

現世の日本橋にあるホテル「よろづリゾートたまゆら屋」で働く新米ホテリエ。
かつて働いていた境目の「たまゆら屋」の一大事に、再び若女将として働くことに。
身長が高めで手足も長いので、慣れない着物の着付けには宿仲間であやかしの雪の手がまだ必要。
契約結婚書面破棄後も、伊吹のことは一柱の神様としてとても敬愛している。

伊吹

伊吹いぶき

日本橋にある「福富神社」の神様で、境目にある不思議な旅館「お江戸日本橋たまゆら屋」のオーナー。
一度は璃子を若女将として宿へ迎えるため、書面でのみの「契約結婚」を提案したが、のちにそれは伊吹自身の手によって破棄された。璃子を見るまなざしには、どこか懐かしさと切なさが含まれているようで――。

トコヤミ

トコヤミ

伊吹の眷属であるあやかし。スタイリッシュかつイケメン(人型の時も)で知的、冷静沈着でいつも璃子や伊吹のサポートをしてくれる心強い宿の仲間だが、妻であるビャクにはめっぽう甘いことで評判。

楠木璃子

ビャク

伊吹の眷属であるあやかし。トコヤミの妻。とにかく食いしん坊で人懐っこく、宿の仲間にまかない料理をふるまう璃子にしょっちゅう「お腹がすきましたあ」とおいしいものを可愛くおねだりにくる愛されキャラ。

登場人物相関図 登場人物相関図

書き下ろしSS

神様お膳 毎日食べたい江戸ご飯

うちの嫁はいつでもかわいい。そう、いつでも。いつの時代に巡りあっても――。

これは第1巻ラストシーン直後から始まる、とある過去の物語。
料理上手の璃子は、
実はなかなかの「おもしろ料理」の発明家でもあって……!?

神様・伊吹の目から見た、かわいすぎる許嫁・璃子のお料理奮闘記。
そして今回も、ご自宅で簡単にマネできる、
素敵な「江戸ごはん」が登場します!

書き下ろしSSはこちら

特別レシピ

だれでもかわいく簡単アレンジ!「カラフル白玉クリームソーダ」

第2巻作中で伊吹様とビャクの間で取り合いになるほど、おいしそうなこのスイーツ。
今回は著者のタカナシ先生が、ご自宅でさらに簡単に作れるように
ベースとなる「白玉ソーダ」を試作してくださいました。


タカナシ先生直伝!  「たまごふわふわスフレ茶碗蒸し」レシピ大公開!!

第1巻で登場した、江戸料理「たまごふわふわ」をアレンジした茶碗蒸し。
それをさらにご家庭でも簡単に作れるよう、
著者のタカナシ先生みずから、レシピを作成してくださいました!

ふわふわの食感と
中からとろけだす鮮やかな色合いがたまりません……!

さらに! SNSで発表されるなり「かわいい!」と評判になった
タカナシ先生お手製の「レシピカード」も特別掲載。
作中に登場するおいしいレシピ、
ぜひご家庭でも再現してみてくださいね。

レビュー

書店員様・図書館関係者様から”ほっこり”レビューが続々到着!!

神様お膳 毎日食べたい江戸ご飯 おかわり

もう終わり?と思うくらい、まだまだ続きが読みたいです。
主人公のひたむきな姿が好印象でした。
おばあちゃんとの話のところで、「かわいそうにこだわっているのは自分の心だ」「言葉はなんてややこしくて、縛ってしまうのだろう」みたいな部分が特に好きでした。 素直になれない男女二人のもどかしさも、時短レシピも楽しかったです。

図書館関係者


璃子の純粋なところにすごくすごく癒されました。
伊吹様のデレてるところも最高!
そしてなんといっても心のこもった料理の数々。お腹がなりそうです。夜に読むのは危ない!
璃子とおばあちゃんの思い出、自然と涙が出てきました。
じんわり心が温かくなってくる。
もう読み終わってしまった!と最後のページになってビックリ。
まだまだ『たまゆら屋』の世界に浸っていたかった。

図書館関係者


「神との夫婦契約」で現世と幽世の狭間の旅館で若女将候補をしていた主人公。
その経験を活かし、現世の系列ホテルと併せて「おもてなし」とは何かを学んでいく、食が繋ぐ絆を描いた癒しの物語第2弾。
対人でも対妖でもどちらの世界でも「おもてなし」の精神の元は同じで、主人公がそれに気付いていく過程がとても良かった。
「人の振り見て我が振り直せ」で、人の良い所を認めて吸収する素直さ。
それを悪い場面には適用せず、悪役を使うのではなく、主人公自らがミスをし、それに気付き戒める。
ちゃんと自分と向き合ってる姿勢が潔くて好き。
前作に続き、たくさんのアレンジ「江戸ごはん」が出てくるのも大きな魅力。
夏バテ対策にピッタリの「甘酒のジュース割り」など、作ってみたくなる料理がいくつもあった。
前世の話も少し出てきて、人×神の恋愛がどう生まれ、どう育つのか、もっと続きを読みたくなった。
タイトルの「おかわり」も作品にとても合っていて和んだ。

書店関係者


ホテリエとして頑張る璃子ちゃんに何かと要求してくるお客様が……。
困惑しながらもそのお客様のリクエストに応えるべく奔走する璃子ちゃん。
伊吹さまとの会話でそのお客様の目線に気づいて……。
そこで真心を込めてお客様に向き合える璃子ちゃんは素晴らしいと思います。
作中にでてくるどのお料理も美味しそうなのですが、やっぱり伊吹さまを喜ばせたい、という璃子ちゃんの意気込みが美味しさの1つのスパイスかもしれません。
章の間に挿入される過去のりんさんのお話や神殺し……。これが気になります。これが明かされるまで続いて欲しい作品です。

書店関係者


作中に出てくるたくさんの色のように、お話がカラフルに色づいているようでした。
時に明るく、時には寂しく、楽しい時は華やかに、読んでいる私の心も色づきました。
お互い素直になれない璃子と伊吹ですが、お互いを思いやっている姿にもどかしくも心が暖かくなりました。
心のアルバムをめくって大好きな人に会いたくなる1冊です。

書店関係者


心に染み入る美味しさ。
神・伊吹に見初められた璃子。現世のホテルで働きながら境目にある旅館「たまゆら屋」の若女将としても奮闘する……。
古来伝わるレシピを基に編み出される料理は、見た目も美しさがありながら落ち着きがあり、また美味しさが味覚だけでなく心にまで染み入るようです。
そして訪れる客は、亡くなられた方含めて幽世の妖しさが交わり幻想的な光景を映し出していくかのよう。
そんな中、璃子の少しの揺らぎを残したままも少しずつ成長を見せていく様子は微笑ましい。
確かにある見えない絆が安らぎ安心につながる美味しい作品。

書店関係者


神様お膳 毎日食べたい江戸ご飯おかわり

  • レビューはこちら

    とっても優しいお話でした。
    璃子を見守る伊吹の想いが伝わって来る。
    それぞれのキャラクターも個性豊かで読んでいて楽しかったです。
    それになんといっても璃子の作るお膳の美味しそうな事!!
    いい匂いがただよってきそうで、毎回食べたくなった。
    ぜひぜひたまゆら屋に泊って堪能してみたい。
    みんなにまた会いたいから、ぜひシリーズ化して欲しい。

    レビュアー


    主人公が同郷でとても親近感が湧いた。 ずっと応援したい。
    神さまと眷属と美味しいお膳に溢れた優しい物語に癒された。
    作品に出てくる料理はどれも美味しそうで、作ってみたいと思わせる!食いしん坊にはたまらない!
    璃子と伊吹さま、みんなが幸せに過ごしていますように、私も神社で祈りたい。

    書店関係者


    これは、生きる目的や理由を失いかけた主人公の再生の物語。
    生きていれば、色々なことがあるはず。孤独に苛まれ、人生に行き詰ったとき、心にふと浮かぶものがあったとしたら、それは、きっと、魂を救ってくれる前世の縁。
    ちょっぴり不思議な現世と幽世の境目の世界で巻き起こる様々な出来事は、憎悪や切なさやもあるけれど、思いやりにあふれ、温かくて、とても優しい。
    もし、懐かしさを感じる何かを忘れていると感じたら、自分の周囲に必ずヒントがあるはず。
    それは、絶対に忘れてはいけない忘れたくない大切な思い出なのだから。
    日々当然にように会っている人々、何気ない日常。すべてが愛おしくなる。
    大切なものは何かと気づかせてくれます。未来へ一歩踏み出す勇気をもらえます。
    心のこもった料理の魅力、今後の2人の関係がまぶしすぎて、とても幸せな気分になりました。

    レビュアー


    掴んだのは神様の胃袋?
    空想癖のある楠木璃子は新規オープンホテルの面接の前に妖しい世界に導かれる。
    そこは人と妖が一緒に、さらには神様までがいる旅館だった……。
    神様のお膳として、働く仲間の賄として出される江戸時代のレシピを基にした和洋折衷の料理はどれも心が込められ、妖しの世界の雰囲気ともあいまってとても美味しそうです。
    また神様の不器用な見守りの中、周囲との比較ばかりで自分を見失いつつあった璃子が自分を取り戻しゆるやかながらも前向きになる姿は心温まります。
    胃袋も心も満たされる神様ラブコメ。

    書店関係者


表紙

神様のお膳
毎日食べたい江戸ごはん おかわり

  • 著:タカナシ
  • 装画:pon-marsh
  • 発売日:2023年9月20日
  • 価格:792円(本体720円+税10%)

書店でのご予約はこちらの
予約票をご利用ください