いつの時代もめぐりあうのは、運命だから――。
現世(うつしよ)と幽世(かくりよ)の狭間に存在する、
不思議な旅館『たまゆら屋』の若女将候補だった璃子(りこ)は、
ただいま現世の系列ホテルにてホテリエとして修業中。
そんなある日、璃子の「元契約結婚相手」で
旅館のオーナーでもある日本橋の神様・伊吹(いぶき)から
「『たまゆら屋』が大変なことになっている」と告げられて――!?
おいしい「江戸ごはん」が、不器用な夫婦の絆を優しくつなぐ。
前世から続く契約夫婦の初恋物語、待望の第二弾!
-
派遣切りに遭い、貧乏まっしぐらな楠木璃子は、
強引な神様・伊吹に見初められ、
現世と幽世のはざまにある「東京・日本橋」に
ひっそりと佇む不思議な旅館『たまゆら屋』の若女将候補に。
逃亡した板前に代わり、いきなりまかない飯を作ることになった璃子は、
江戸料理を現代風にアレンジした「まかない江戸ごはん」で、
神様やあやかしたちの心を癒していくのだが――。
人ならざるモノと「ごはん」で心を触れ合わせ、成長する
ちょっと人生につまずいた女子の、リスタート&初恋物語。