小江戸・川越 神様のペットカフェ楓庵 大切なあなたに伝える、ありがとう。 著:友理潤著:友理潤
小江戸・川越 神様のペットカフェ楓庵 大切なあなたに伝える、ありがとう。 小江戸・川越 神様のペットカフェ楓庵 大切なあなたに伝える、ありがとう。 小江戸・川越 神様のペットカフェ楓庵 大切なあなたに伝える、ありがとう。 小江戸・川越 神様のペットカフェ楓庵 大切なあなたに伝える、ありがとう。

ことのは文庫

あらすじ あらすじ あらすじ あらすじ

小江戸・川越の神社の奥には、神様がいる少し不思議なカフェがある。
大切な家族と想いを通わせ、奇跡を叶えてくれる物語。


会社から給料カットに遭い新しい仕事を探していた美乃里は、
謎の男の子・ソラを助けたことがきっかけで
カフェ楓庵かえであんで働くことになる。
そこは、何らかの理由で上手にお別れができない
飼い主とペットが訪れる場所。
飼い主とペットは言葉を交わすことができ、
お別れの準備が整えば、ペットは天国に送られる。

不思議なカフェでお客様たちを見守りながら、
少しずつ仕事にやりがいを見出していく美乃里。
そんな中、彼女自身の心残りにも向き合う時が訪れる――。

大正浪漫のお店が連なる小江戸・川越
神様がいると噂のペットカフェを覗いてみませんか?

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キャラクター キャラクター キャラクター キャラクター

  • 関川美乃里

    関川せきかわ美乃里みのり

    勤めている会社で給料カットに遭い途方にくれている時に、
    少年・ソラを助ける。助けたお礼に「楓庵」に誘われ、
    アルバイトをすることに。
    周りからは「明るくて気の良い性格」「友人が沢山いそう」と
    思われているが、実際は本心を人に言えず、気を遣いすぎる面が。
    思った事ややりたい事をまっすぐに言える「楓庵」では、
    美乃里のおかげでお客様が救われることも。

  • 太田八尋

    太田おおた八尋やひろ

    長年「楓庵」の店長をしている。
    どこにでも気が回る優しい性格で、美乃里や「楓庵」を支えている。
    ソラの事を「ソラ様」と呼び
    慕っている。

  • ソラ

    ソラ

    見た目は10歳ほどだが、川越の三芳野みよしの神社の奥でカフェ「楓庵」を管理しており、自らを神と名乗る謎の少年。言葉遣いは少し荒いが、動物に対してはとても優しく、信念を持っている。

  • レオ

    レオ

    可愛らしいピンクのフリフリの服を着ているポメラニアン。

  • フク

    フク

    老夫婦に迎えられた
    キジトラの保護猫。

  • エトワール

    エトワール

    おてんばで飼い主が大好きな
    ゴールデンレトリバー。

レビュー レビュー レビュー レビュー

  • 家族のきずなに涙がでました。飼い主とペットじゃない、大切な大切な家族。
    招待状が届いた人だけが訪れることができる楓庵。私のところにも届かないかなと願わずにはいられない。実家から出てしまってからみんな逝ってしまったので、最後に立ち会えていない。話せたらどんなにいいだろう。
    後悔って誰にでもあると思う。でも、前に進むか進まないかは自分で決めるしかない。
    強くなくてもいいから、優しくありたい。笑顔でいたい。そんな風に思った。

    レビュアー

  • ペットとの別れは人と同じように訪れる。でも人のようにお互いに理解しあえて別れを迎えられている訳ではないと改めて感じました。
    気持ちは理解できていると思ってもやっぱり会話ができないことで最期、本当にどう思っていたかはわからない。
    もし最期にお互いの気持ちを伝えることが出来たら、人間もペットも本当に幸せになれるのかなと思いました。

    書店関係者

  • 美乃里のように相手を傷つけないためにはっきりと言えない人も多いのではないだろうか。
    でも言葉で伝えないと相手には本当の気持ちは伝わらない。
    だからこそ気持ちを伝えるときには「ごめんなさい」ではなく「ありがとう」と伝えたいと思う。
    「楓庵」を訪れるお客様のように、大切な家族が亡くなったときお別れが上手くできる人はいないだろう。
    でもその悲しみの中に留まるのではなく「さようなら」をいう大切さを知る。それは未来の話をするための第一歩なのだ。

    レビュアー

  • ペットだって大切な家族。楓庵を訪れる人たちのどのエピソードにも温かい涙を零しました。
    生きていると後悔はあるけれど、誰かを大切に想ったことはずっと残っていて、それが前を向いて歩いていくための力となる。
    晴れやかなお別れのための楓庵。素敵なお話でした。

    書店関係者

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