新宿の祓い屋街『幽明町1番街』。
悪夢に悩まされ、この街を訪れた女子大生・双海が出会ったのは、
食を愛する異端の退魔師・倫太郎だった。
彼に連れられて向かったのは、人ならざる者も集う町中華『冥々軒』。
サクサクのコロッケ、出汁の染みたけんちん汁――
怪異の未練を温かな料理に変え、ともに味わい、
哀しみを昇華していく奇跡に安らぎを覚える双海。
だが、倫太郎の瞳は、彼女の首に絡みつく
故郷の禁忌――「呪いの糸」を静かに捉えていた。

喰らって満たす、最期の未練。
新宿の片隅で異端の退魔師と呪われし少女が織りなす、
美味しくて優しいオカルトファンタジー!

Movie
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  • 結城ゆうき倫太郎りんたろう

    町中華『冥々軒』に事務所を構える退魔師。190cm近い長身と独特の雰囲気を纏う。オパールのように色彩を変える瞳を持ち、魔を魅了する体質ゆえに幼少期から怪異に愛されてきた。怪異の未練や思い出が詰まった「ごちそう」を作り、依頼人と共に美味しく食べることで災いを収める。
    普段は無類の食いしん坊でマイペースだが、深淵のような孤独と繊細な優しさを抱えている。

  • 木村きむら双海ふたみ

    青森・津軽地方出身の小柄な少女。黒縁眼鏡とお団子頭がトレードマーク。都内の大学で現代オカルト学を学びつつ、「自分を襲う怪異」の解決を求めて『冥々軒』に辿り着いた。普段は標準語だが、焦ったり怒ったりするとついお国言葉(津軽弁)が漏れ出てしまう素朴で愛らしいギャップが魅力。

  • 田中たなか

    『冥々軒』でバイト兼助手として働く、軽妙な関西弁の超絶美青年。
    しかしその真の姿は、かつて学校を騒がせた怪異「走る人体模型」。倫太郎に救われた過去を持ち、人間として店を手伝っている。美形な見た目に反して、内臓パーツをあっけらかんと取り出して周囲を大混乱に陥れるお茶目な一面も。

  • タロ

    『冥々軒』に居着いている金色の毛並みの小動物。
    一見すると愛くるしい雑種犬だが、正体は人の不安につけ込む「こっくりさん(狐の怪異)」。人の本質や未来を見通す力を持ち、ちゃっかり「対価」を要求してくる。双海の膝の上を定位置として可愛がられている。

  • 結城ゆうき津田助つだすけ

    倫太郎の父親で、町中華『冥々軒』の店主。
    かつては伝統的なスタイルで名を馳せた伝説的な凄腕退魔師。むっつりとした強面で頑固者だが、情に厚く子供や若者を放っておけない繊細な優しさを持つ雷親父。倫太郎や光にとっては頭の上がらない父親であり師匠のような存在。

  • 我修院がしゅういん光ひかる

    我修院財閥の御曹司であり、赤坂に事務所を構える若手実力派退魔師。 津田助を師と仰ぐオーソドックスな陰陽師スタイルを貫き、怪異には一切容赦しない。同じ年頃である倫太郎の「ご飯で怪異を祓う」スタイルや甘さを激しく敵視・意識しているが、本心では誰よりも彼の身を案じている不器用なライバル的存在。実はピーマンが苦手という意外な弱点も。

クレタ先生による貴重なラフ画稿を特別掲載

『オカルトにごちそう』の装画を担当したイラストレーター・クレタ先生による、
冥々軒のメンバーや双海たちの貴重なラフ画稿を一挙大公開。
完成稿へと至る制作の舞台裏をお楽しみください。

  • 退魔師の倫太郎は思い出の味を共に食べて怪異たちの思い残しを昇華していく。その方法がまさに優しい結末の連続でした。日常系のオカルト×ごちそうという組み合わせがいいです。最後にまさかの展開が待っていて、温かい気持ちになりました。

    レビュアー

  • 食べる事で怪異を祓うという変わった退魔師の倫太郎さん。倫太郎さんの過去を知ると、食べられるということは倫太郎さんにとって幸せの証なのかな、と思いました。心残りを抱えて怪異になってしまった人も幸せな気持ちになってお別れできるんじゃないかと。優しいですね。

    書店関係者

  • ごちそうの匂いと味が伝わってくる描写にお腹の虫が鳴き、怪異に寄り添う倫太郎と双海の優しさに涙が止まりませんでした。徐々に明らかになるメンバーの秘密で張り詰めた展開にページを捲る手が止まりませんでした。ふたりからごちそうをもらった気分です。

    レビュアー

  • 生命輪廻の理から外れている「怪異」と「食事」の組み合わせが絶妙だ。両者とも「想い」に大きく関わるという点で妙に納得してしまう。退魔を繰り返しながら予想外に導かれのめり込んでしまう。優しく寄り添うしかもなぜか空腹感をも覚える退魔ファンタジー。

    レビュアー

  • ご飯で怪異を助ける不思議な物語です。途中から切なくて泣けてきました。誰よりも怪異に優しい倫太郎、生きたいと願った優しい双海。オカルトにごちそう、切なくもあたかく、優しいそんな物語です。幸せは近くて遠いけど、手を伸ばせば掴めるものなのだと教えられました。

    レビュアー

オカルトにごちそう 異端退魔師の絶品お祓いごはん

表紙
  • 著:忍丸
  • 装画:クレタ
  • 発売日:2026年10月20日
  • 価格:803円(本体730円+税10%)

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