ある日どこかで箸休め 3分で読める35話のアラカルト
著:村田天 / イラスト :双森文
- 読んで、きゅんとして、お腹が鳴るまで約3分。ほのぼの笑えてしみじみおいしい、「食」にまつわる《35》話のアラカルト
- 大学生同士のカップル未満が初めて一緒に食べた朝ごはん。偶然会った高校の同級生と食べる深夜のラーメン。風邪の時に同僚が作ってくれた鍋焼きうどん。料理が嫌いな上司に食べさせたくて母に教わる煮物の作り方。なかなか減らない冷蔵庫の常備菜を(他人を巻き込んで)上手に使い切る秘策。おにぎりが苦手になった理由ともう一度食べられるようになった理由。クリスマスパーティーで知るとり天の味と気になる人の意外な一面。お互いが買ってきたパンと飲み物を交換して食べる昼休み。弟お手製の夏カレーで思い出す、懐かしくておかしな過去。鰻が救ってくれた誰かの世界。――かつて味わったことがあったかもしれない、もしかしたらこれから味わうかもしれない、そんな素敵な「食」にまつわる35の風景。
- 目次
- 朝食の音/深夜のラーメン/無限うどん/煮物大作戦/だらしない鵜竹さんと、私の常備菜地獄/続・煮物大作戦(※煮物は出てきません)/おにぎりの話/続・無限うどん(※うどんは出てきません)/さかな・とり天・クリパ/さかな・とり天・裏/パン交換/夏のカレー・昆虫の舞/茶谷教授の秘密/食いしん坊大作戦/八月のしるこ同盟/大人は冷蔵庫のプリンで喧嘩しない(※プリンは出てきません)/詫び飯/トリガーは焼きそば/冷やし中華始めました/食いしん坊の幽霊/あいびき/たくさん食べる彼女と私/アイスクリームが溶けるまでに/父と枝豆/デートのお作法/にんにくの吸引力について/家族集合/彼女の記憶がなくなって/鰻に会いに/鍋の季節/二十七歳、パスタを作る/台風の日/一緒にわらび餅/房江ばあさんの干し柿(※焼鳥しか食べてません)/夕食の匂い
発売日:2025年3月21日 価格:792円(本体720円+税10%)